ボルダリング初心者が最初に揃えるもの5選
51歳・ボルダリング歴10年のレンが、初心者が最初に揃える道具を優先順位順に5つ紹介。シューズ・チョーク・服装・指皮ケア・持ち運び用品まで、買うタイミングと予算感をハブ記事として整理しました。
「ボルダリングを始めたいけど、何から買えばいいんだろう?」
最初に道具を検索すると、シューズ・チョーク・マット・テーピング……と一気に色々出てきて、結局何が要るのか分からなくなりますよね。わたしも10年前、家電量販店のスポーツコーナーをウロウロして、何も買わずに帰った日のことをよく覚えています。
この記事では、ボルダリング歴10年・51歳のわたしが「最初に揃える順番」で道具を5つに整理しました。買うタイミングと予算感もあわせて。各道具の詳しい選び方は別記事でひとつずつ掘り下げますので、まずは全体像をざっくりつかんでもらえればと思います。

ボルダリング始めたばかりなんですが、レンタルでずっとやってる人も多いですよね? いつ自分の道具を買えばいいのか、タイミングが分からなくて……。
いい質問。結論から言うと、**全部を一度に揃える必要はない**です。順番があって、初日に要るもの・数回後に要るもの・慣れてからで十分なものに分かれる。そこを整理していきますね。
揃える順番の全体像
先に結論を表で見せます。
| 順位 | 道具 | 買うタイミング | 予算感 | |------|------|-------------|-------| | 1 | ボルダリングシューズ | 3〜5回通って続けそうな頃 | 1〜1.5万円 | | 2 | チョーク+チョークバッグ | シューズと同時 or その次 | 2,000〜4,000円 | | 3 | 動きやすい服装 | 初日から(手持ちで十分) | 0円〜 | | 4 | テーピング・スキンケア | 月2回以上通うようになったら | 1,000〜2,000円 | | 5 | 持ち運びバッグ+ボトル | 自分の道具が増えてきたら | 3,000〜5,000円 |
合計で2万円前後あれば、だいたい揃います。逆に言えば、最初の3〜5回はゼロ円で全部レンタルでOKということです。
ここから1つずつ見ていきます。
1. ボルダリングシューズ(最重要・最初の自分の道具)
最初に買うべきはシューズ。これは迷わなくていいです。理由は3つ。
- レンタルシューズはサイズが大雑把で、足が痛くなることが多い
- 自分の足に合ったシューズだと、それだけで登れる課題が増える
- 衛生面で気になる人もストレスが減る

いつ買うか
ジムに3〜5回通って「これ続けそうだな」と思えたタイミングがちょうどいい。1〜2回で買ってしまうとまだ足の感覚も分からないので選びようがないし、逆に10回20回とレンタルで通うのも足が育たないのでもったいないです。
予算感
初心者向けのフラットソールモデルなら、定価で1〜1.5万円くらい。最初の一足はサイズ感重視で、安さで選ばないほうが結果的に長く使えます。
レンの実体験
10年前、わたしは何も知らずに「プロモデル」と書かれた1.8万円のシューズを買い、3ヶ月間ずっと足が痛くて登るたびに気が滅入った記憶があります。最初の一足はフラットソール・薄め・サイズはきつすぎない。これだけ守ってもらえれば、わたしのような遠回りはしなくて済みます。シューズ選びは別記事で詳しく。
ジムのスタッフさんに選んでもらうのもアリですか?
ぜんぜんアリ。むしろおすすめ。ジム併設のショップで試着して、スタッフさんに「初心者です、長く履けるのを」と伝えれば、変なものは渡されないです。通販で当てずっぽうに買うより安全だと思います。
2. チョーク+チョークバッグ(シューズの次に揃える)
シューズの次に必要なのが、チョーク(滑り止めの粉)と、それを入れるチョークバッグです。
ボルダリングは手汗との戦いでもあります。手が湿ってホールドを保持できないと、登れる課題まで落ちてしまう。チョークは見た目以上に効果が大きい道具です。

いつ買うか
シューズと同時、または1〜2回後でも大丈夫。ジムでもチョークはレンタルできるので急ぐ必要はないですが、自分のチョークを持つと「登る人」感が出てモチベーションが上がる、という副効果もあります。
予算感
- 粉末チョーク:800〜1,500円(半年〜1年もちます)
- リキッドチョーク:1,500〜2,500円
- チョークバッグ:1,500〜3,000円
合わせて2,000〜4,000円ほど。
レンの実体験
最初の頃、リキッドチョークを知らずに粉末だけ使っていて、ジムから帰る車のシートが粉まみれになったことが何度かあります。リキッドを下地に塗ってから粉を重ねると、飛散も少なくて手にもよく馴染みますよ。詳しい選び方は別記事で。
チョークって、どこのジムでも使っていいんですか?
ほとんどのジムで使えるけど、一部「液体チョーク(リキッドチョーク)のみOK」というジムもある。粉が舞いやすいので、空調の関係で制限してるところがあるんです。初日に受付で確認しておくと安心です。
3. 動きやすい服装(買い足さなくてOKのことが多い)
3つ目はちょっと拍子抜けかもしれませんが、服装です。専用ウェアは要りません。最初のうちは、家にある動きやすい服で十分。
何を選ぶか
- 下:ジャージやストレッチパンツ(しゃがめるもの)
- 上:Tシャツ+薄手の長袖(脇や背中が突っ張らないもの)
ジーンズや厚手の作業着は足を上げる動きが制限されるのでやめておいたほうがいいです。ユニクロのジャージやワークマンのストレッチパンツでも全然登れます。

予算感
手持ちでよければ0円。新しく買うとしてもジャージなら2,000〜4,000円。専用クライミングパンツが欲しくなるのは半年〜1年通ってからで十分です。
レンの実体験
わたしも10年目の今でも、夏はユニクロのジャージ、冬はワークマンのストレッチパンツがメインです。服装にお金をかけなくても登れることは、続ける上で意外と大事なポイントだと思います。
女性だとレギンスとかでも大丈夫ですか?
ジムで普通に見かけるよ。レギンス+短パンの組み合わせも多いし、各自やりやすい格好で大丈夫。「動ける・破れない・蒸れない」の3つさえ満たせば、だいたい問題ないです。
4. テーピング・スキンケア用品(指皮対策)
ここからは「慣れてきたら揃える」フェーズです。続けていると指先の皮がめくれたり、ささくれが切れたりすることが増えてきます。月2回以上通うようになると出てくる問題で、ケア用品があるのと無いのとで登れる頻度が変わってきます。

何を揃えるか・予算感
- クライミング用テーピング:500〜1,000円(幅2.5cm前後/1巻きで数ヶ月)
- スキンクリーム:800〜1,500円(薬局やジムで買えます)
- ヤスリ・爪切り:皮の段差をならすため
合計1,000〜2,000円ほど。
いつ買うか
ジムに月2回以上、3ヶ月くらい通うようになって指の皮の異変を感じ始めた頃が買い時です。最初の1〜2ヶ月はそこまで気にならないことが多い。
レンの実体験
10年続けてこられた理由のひとつは、指のケアを最初から丁寧にやってきたことだと思っています。4年目に1度だけサボって、指の腱を痛めて2ヶ月完全休養したことがあって。それ以来、登り終えたらクリームを塗る、寝る前に手をマッサージする、を続けています。指は消耗品。大事にしてあげてください。
テーピングって、どこに巻くんですか?
人によるけど、よく使うのは「第二関節の保護」と「指の付け根のサポート」の2箇所。詳しい巻き方は別記事で写真付きで書きますね。最初のうちは、ジムで上手な人に直接聞いてみるのもおすすめです。
5. 持ち運びバッグ+水分補給用ボトル(最後でOK)
最後の5つ目は、道具を持ち運ぶバッグと、水分補給用のボトルです。
シューズ・チョークバッグ・タオル・着替え・テーピング……と道具が増えると、だんだん「専用のバッグが欲しいな」となってきます。

何を選ぶか・予算感
- バッグ:30L前後のリュック(普段使いのものでOK/3,000〜5,000円)
- ボトル:500ml〜750mlのステンレスボトル等(1,000〜2,000円)
専用の「ジムバッグ」は要りません。
いつ買うか
自分の道具が3〜4点揃ってきた頃(半年〜1年目)でちょうどいいと思います。
レンの実体験
ジムは想像以上に汗をかきます。冬でも500mlは飲み切ってしまう。最初の頃、ボトルを持たずに毎回自販機でペットボトルを買っていたら、月2,000円以上使っていました。マイボトル1本買えば、すぐ元が取れますよ。
まとめ
全部揃えても2万円前後。スポーツの中ではかなり安い方だと思います。
いちばん伝えたいのは、全部を最初に揃える必要はないということ。1から5まで、それぞれ「買うタイミング」があります。順番に揃えていくほうが、結果的に自分に合ったものを選べるようになります。
10年続けてこられた理由を改めて考えると、「無理しなかったから」のひと言に尽きます。道具も、グレードも、頻度も、最初から飛ばさない。じわじわ続ける人のほうが、結局いちばん登れるようになる。これはわたし自身が体感していることです。
今日の話で、何から買えばいいかすごくクリアになりました。まずはレンタルで通って、3〜5回行ってから自分のシューズ買います。
それがいちばん健全。ジムに通うのが習慣になってから、シューズを買う。その順番なら、買ったあとも続きます。応援してます。
関連記事
道具を揃える前に、ジムでの動き方も知っておくと安心です。
- ボルダリング初心者が最初にやること7ステップ — 体験から顔見知り作りまで、最初の3ヶ月の道筋
- ボルダリング初心者の最初の一足、シューズ選びガイド — シューズだけ深掘りした記事
- 福岡のボルダリングジム8選 — 九州から始める方向け
各道具の選び方の詳細記事は、これから順次公開していきます。気になる道具があれば、また読みに来てもらえると嬉しいです。
レン(週末ボルダー・10年目)
九州在住・51歳。会社員しながら週末は岩場やジムへ。 トップクライマーじゃない普通のボルダー目線で、これから始める人向けに書いてます。