ボルダリング初心者が最初にやること7ステップ
ボルダリング歴10年のレンが、初心者が最初にやることを7ステップで整理。道具選びからジム選び、体のケアまで、この記事が入口になります。
「ボルダリングを始めたいけど、何からすればいい?」
最初の一歩って、意外と分かりにくいですよね。わたしも10年前、ジムの前まで行って「なんか敷居高そう……」と引き返したことがあります。
この記事では、わたしが10年間で「最初にこれをやっておけばよかった」と思ったことを7つのステップに整理しました。順番に読んでいただければ、初日から迷わず動けるはずです。

ボルダリング、興味あるんですけど、体育会系じゃないと無理ですよね?
そんなことないよ。むしろ運動経験ゼロのほうが、変な癖がなくてスッと入れることも多い。おれも最初はフラフラで、同じこと思ってたから。
ステップ1:まず体験利用で雰囲気をつかむ
最初にすることは、道具を買うことでも調べることでもなく、ジムに行って体験してみることです。
ほとんどのボルダリングジムには「体験メニュー」や「ビジター料金」が設定されています。初回は受付でレンタルシューズとチョーク(滑り止め)を借りて、そのまま登れます。手ぶらでOK。
ジムのスタッフさんが最初のブリーフィングをしてくれますし、着地の仕方やルールも教えてもらえます。初回に道具を一切持たずに行く、これがいちばんの近道です。
レンタルって、シューズとか不衛生じゃないですか?
消毒はしてくれてるけど、気になるなら薄手の靴下を持っていけばいい。靴下ありでもレンタルシューズは履けるから。
ステップ2:通えるジムを1軒決める
体験が終わったら、通うジムを1軒だけ決めてください。「どこが一番いいか」を調べ始めると、無限に迷えます。
ジム選びで大事なのは距離と頻度です。家か職場から30分以内で行けるジムが理想。月2回しか行けない遠いジムより、月4〜6回行ける近いジムのほうが、上達が早いです。
設備や難易度の幅は、最初のうちは気にしなくて大丈夫。どのジムに行っても、初心者用の課題は充実しています。

複数のジムを掛け持ちするのはどうですか?
最初の半年は1軒に絞ることをすすめてる。常連になるとスタッフさんが声をかけてくれたり、他の常連さんと知り合えたりして、それが続ける力になる。
ステップ3:最初の道具を2つだけ揃える
ジムに2〜3回行って「続けそうだな」と思えたら、道具を揃えます。ただし、最初に買うのは2つだけです。
- ボルダリングシューズ
- チョーク(粉末かリキッド)+チョークバッグ
ハーネスやロープはボルダリングでは使いません。マット(クラッシュパッド)も屋外専用なので、最初は要りません。
シューズは「初心者向けフラットソール」と呼ばれるモデルから始めるのがおすすめです。足先が反り上がった上級者モデルは、最初はただ痛いだけです。10年前のわたしは何も分からずエッジの強いモデルを買い、3ヶ月間ずっと足が痛かった。あの失敗はもう人に繰り返してほしくないです。
シューズって、スポーツ用品店で買えますか?
あるにはあるけど、品揃えが少ないことが多い。できればジムのショップか、クライミング専門の通販で選ぶほうがいい。シューズ選びはあらためて記事にするね。
ステップ4:課題の読み方を覚える
ボルダリングジムの壁には、色や形の違うホールド(突起)がたくさん付いています。登る「コース」のことを**課題(または問題)**と呼びます。
課題にはスタートホールドとゴールホールドが決まっています。初回は分かりにくいですが、ポイントは3つです。
- 同じ色のホールドだけ使う(ジムによってテープで区別する場合も)
- 両手でスタートホールドを保持して動き始める
- ゴールホールドを両手で保持した状態で止まれたら完登
最初は「正しい登り方」より「手足を置けるかどうか」だけ考えればOKです。体が動いてくれば、自然と効率的な動きが見えてきます。

ステップ5:グレード(難易度)の仕組みを理解する
課題にはそれぞれ難易度が設定されています。日本のジムでは10〜1級やスラブ・垂壁・強傾斜などで分けていることが多いです。数字が小さいほど難しい。
最初は10級や8級など、いちばん簡単な課題から始めてください。「簡単すぎる」と感じるくらいでOKです。落下の感覚、ホールドの持ち方、着地の体勢、すべてを同時に練習しています。
グレードを急いで上げる必要はありません。同じ課題を10回登ると、それだけで体の動きが変わってきます。10年続けてきたわたしが言えるのは、グレードより「登り込んだ時間」が上達を決める、ということです。
周りの人が難しい課題をどんどん登ってたら、焦りませんか?
焦る気持ちはよく分かる。でも周りはみんな数ヶ月〜数年先に始めてるから、比べても意味ない。最初の3ヶ月は「自分が来週より登れるか」だけ見てればいい。
ステップ6:体のケアを最初から習慣にする
ボルダリングは指と前腕に大きな負荷がかかります。初心者に多い怪我の原因は「ウォームアップなし」と「やり過ぎ」です。
登り始める前に5〜10分、以下をするだけで変わります。
- 手首・指の軽いストレッチ(曲げ伸ばし、グーパー)
- 簡単な課題を3〜5本ゆっくり登る
登り終えたら、指をアイシングする習慣をつけておくと、次の日の回復が違います。
「最初のうちは指が痛くなるのが当然」という話を聞きますが、強い痛みは怪我のサインです。痛みを無視して続けると、腱のトラブルで数ヶ月動けなくなることがあります。わたしも4年目に無視し続けた結果、2ヶ月完全休養した経験があります。最初から丁寧にケアするほうが、長い目で見ると上達が早いです。
ステップ7:ジムで顔見知りを作る
最後のステップは、人間関係です。
ボルダリングジムには不思議な文化があって、初心者が苦戦していると、見知らぬ人がそっとアドバイスをくれることがあります。「同じ課題を登っていいですか?」「このホールド、どう取るんですか?」この一言で、ジム仲間が生まれることも少なくありません。
孤独に黙々と登るのも全然ありですが、一言二言話せる顔見知りがいると、ジムに行く理由がもう一つ増えます。続けることが最大の上達法なので、「また行きたい」と思える理由を増やしておくと強い。

まとめ:7ステップの全体像
| ステップ | やること | |--------|---------| | 1 | 体験利用で雰囲気をつかむ | | 2 | 通えるジムを1軒決める | | 3 | シューズ+チョークだけ揃える | | 4 | 課題の読み方を覚える | | 5 | グレードの仕組みを理解する | | 6 | 体のケアを最初から習慣にする | | 7 | ジムで顔見知りを作る |
急がなくていいです。最初の3ヶ月は、登れるかどうかより「また来たい」と思えるかどうかが大事です。
このブログでは、各ステップをもう少し掘り下げた記事も書いていきます。気になるところから読んでみてください。
全部読んでいたら、すごく行きたくなってきました。今週末、行ってみます。
いいね。最初は登れなくて当然だから、焦らず楽しんできてください。帰り道に「また来たい」と思えたら、スタート成功です。
「ジムに行く前に道具だけ揃えておきたい」方へ
最初の2点(シューズ+チョーク)を揃えるなら、以下の定番から選べば失敗しにくいです。
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レン(週末ボルダー・10年目)
九州在住・51歳。会社員しながら週末は岩場やジムへ。 トップクライマーじゃない普通のボルダー目線で、これから始める人向けに書いてます。